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保護具の選択

呼吸用保護具選択チャート

呼吸用保護具選択チャートは、安衛法、JIS T 8150:2021「呼吸用保護具の選択、使用及び保守管理方法」を基に、選択過程の概要を示したものです。
環境空気の有害の程度による呼吸用保護具の選択は、最初に酸素濃度によって選択をした後、有害物質の種類や濃度によって選択を行います。
有害物質については、要求防護係数を求め、それを上回る指定防護係数を有する呼吸用保護具を選択してください。
対象とする有害物質について、法令、規格又は業界の指導書で呼吸用保護具の種類又は指定防護係数を規定している場合は、それに従ってください。
法令等につきましては、最新の情報をご確認ください。

安衛法:労働安全衛生法
JIS:日本産業規格(Japanese Industrial Standards)

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作業環境状況の確認

START

酸素濃度は18%以上ありますか?

通常21%

有害物質の種類は明確ですか?

有害物質の濃度は、
ろ過式呼吸用保護具(1)で対応できますか?

有害物質の状態
次のうちどれですか?
  • A 固体・液体(粒子状物質)

    (粉じん・ヒューム・ミスト等)

    • B 気体(ガス・蒸気)
    • C 混在(A+B)

有害物質

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種類 状態 定義
気体 液体 固体
ガス(Gas) - - 常温常圧(25℃, 1気圧)の下で、気体で安定している物質。 アンモニア、硫化水素、塩素
蒸気(Vapor) - - 常温常圧(25 ℃,1気圧)の下で、液体又は固体で安定している物質が気化し、気体状態で存在するもの。 有機溶剤蒸気
ミスト(Mist) - - 空気中に浮遊する液体粒子。 酸ミスト、オイルミスト、スプレーミスト
ヒューム(Fume) - - 固体が熱せられて気化した後、空気中で凝縮して生成する粒子。 溶接ヒューム、金属ヒューム
粉じん(Dust) - - 固体がその化学的組成が変わらないまま物理的な過程で粉砕されたときに生成する粒子。 研磨、掘削時の粉じん
煙(Smoke) 物質の燃焼、熱分解又は化学反応によって生成した空気中の固体、液体粒子及びガス状物質の総称。 たばこの煙、ばい煙
スモッグ(Smog) ちりや煤煙が水蒸気などと結びついて霧状になったもの。 汚染された大気(排気ガス等による)