防護服(Protective Clothing)
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付着した液体の化学物質自給式呼吸器を服内に装着する気密服。自給式呼吸器を服外に装着する気密服。服外から呼吸用空気を取り入れる構造の気密服。(呼吸用保護具併用形を含む)手、足及び頭部を含め全身を防護する服で、外部から服内部を陽圧に保つ呼吸用空気を取り入れる構造の非気密形全身化学防護服。液体化学物質から着用者を防護するための構造の全身化学防護服。スプレー状液体化学物質から着用者を防護するための構造の全身化学防護服。浮遊固体粉じんから着用者を防護するための構造の全身化学防護服。ミスト状液体化学物質から着用者を防護するための構造の全身化学防護服。除染が確実に行われた後、規格の性能を満足することを条件に複数回使用できる防護服です。除染が必要になるまで、又は化学物質の汚染によって廃棄が必要になるまでの間、使用できる防護服です。一回の使用、及び制限のある再使用を含みます。化学物質との接触によって、化学防護手袋の開閉部、縫合部、多孔質材料及びその他の不完全な部分などを、化学物質が通過する現象です。化学防護服は、酸、アルカリ、有機薬品、その他の気体及び液体並びに粒子状の化学物質(以下、化学物質)を取り扱う作業に従事する時に着用し、化学物質の透過及び/又は浸透の防止を目的として使用します。JIS T 8115:2015「化学防護服」では、次のとおり、種類(タイプ)が分類されています。労働安全衛生規則第594条の2では、皮膚等障害化学物質の製造又は取扱い時に、不浸透性の保護衣(化学防護服)等を使用することが定められています。不浸透性とは、有害物等と直接接触することがないような性能を有し、JIS T 8115:2015「化学防護服」で定義する「透過」しないこと及び「浸透」しないことを指しています。化学物質から身を守るため、作業服などではなく、化学防護服を使用することが重要です。化学物質が分子レベルで素材の中を通過1空気中にある気体の化学物質服地皮膚液体服地皮膚ピンホールや縫い目などの不完全部を化学物質が通過全身化学防護服部分化学防護服化学防護服の種類透過と浸透浸透自給式呼吸器内装形気密服自給式呼吸器外装形気密服送気形気密服陽圧服液体防護用密閉服スプレー防護用密閉服浮遊固体粉じん防護用密閉服ミスト防護用密閉服液体防護用部分化学防護服スプレー防護用部分化学防護服ミスト防護用部分化学防護服■ 化学防護服の分類 (JIS T 8115:2015)身体の全部又は大部分を防護する化学防護服。身体の一部分を防護する構造の化学防護服。エプロン、フットウエアカバー、ガウン、フード、ジャケット、実験衣、腕カバー、スモックなどがある。材料の表面に接触した化学物質が、吸収され、内部に分子レベルで拡散を起こし、裏面から離脱する現象です。タイプ1aタイプ1bタイプ1cタイプ2タイプ3タイプ4タイプ5タイプ6タイプPB(3)タイプPB(4)タイプPB(6)●再使用可能●限定使用透過

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