化学防護手袋
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6543212025.7.5B.T/8皮膚刺激性有害物質皮膚又は眼に障害を与えるおそれがあることが明らかな化学物質皮膚吸収性有害物質皮膚から吸収され、もしくは皮膚に侵入して、健康障害を生ずるおそれがあることが明らかな化学物質皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアルクラス化学防護手袋の選択、使用等について平均標準破過点検出時間 t [min] 480 < t 240 < t ≦ 480 120 < t ≦ 240 60 < t ≦ 120 30 < t ≦ 60 10 < t ≦ 30化学物質との接触によって、化学防護手袋の開閉部、縫合部、多孔質材料及びその他の不完全な部分などを、化学物質が通過する現象です。■ 耐透過性の分類付着した液体の化学物質空気中にある気体の化学物質生地皮膚液体生地皮膚化学物質が分子レベルで素材の中を通過透過ピンホールや縫い目などの不完全部を化学物質が通過化学物質耐透過性試験結果はP.6参照 P.1参照浸透JIS T 8116:2005「化学防護手袋」に適合している製品を選定することが推奨されています。化学防護手袋は、化学物質の透過及び/又は浸透の防止を目的として使用する不浸透性の手袋のことです。化学物質を取扱う作業では、化学物質が透過及び浸透しないよう、ビニル手袋や軍手などではなく、化学防護手袋を使用しましょう。化学防護手袋の選定に当たっては、性能だけではなく、使用、保守、管理においても取扱説明書などの情報が重要であることから、の化学防護手袋は、全てJIS T 8116:2005「化学防護手袋」適合品です。材料の表面に接触した化学物質が、吸収され、内部に分子レベルで拡散を起こし、裏面から離脱する現象です。化学防護手袋は、化学物質の種類や使用時間に応じた耐透過性を有し、作業性の良いものを選定します。耐透過性は、試験化学物質に対する平均標準破過点検出時間を指標として、6つのクラスに区分されています。平均標準破過点検出時間とは、化学物質の透過速度が、0.1μg/cm2/minに達するまでの時間です。皮膚等障害化学物質には、皮膚刺激性有害物質と皮膚吸収性有害物質があり、厚生労働省「皮膚等障害化学物質及び特別規則に基づく不浸透性の保護具等の使用義務物質リスト」(令和7年1月24日時点、令和7年7月14日更新)に示されています。化学防護手袋について皮膚等障害化学物質について

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