2026年版 総合カタログ
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(令和7年1月24日時点令和7年7月14日更新)不浸透性の保護手袋(化学防護手袋)等を使用することが定められています。参考に、化学物質の有害性に応じて、適切な化学防護手袋を選択・使用します。労働安全衛生規則第594条の2では、皮膚等障害化学物質の製造又は取扱い時に、厚生労働省「皮膚障害等防止用保護具の選定マニュアル(2025年3月 第2版)」及び化学防護手袋の選択、使用等について」(平成29年1月12日 基発0112第6号)を作業分類1化学防護手袋の選定方法選定マニュアル選択、使用等について使用義務物質リスト皮膚等障害化学物質等を製造又は取扱う業務皮膚等障害化学物質等以外を製造又は取扱う業務接触が限られている作業※1手袋B>480>480> 10▲10分以内ごとに手袋を交換します。●手を浸漬するなどで手や腕全体が化学物質に触れる作業やウエスで拭きとる等で手のひら全体が化学物質に触れる作業等、化学物質に触れる面積が大きい作業。●何らかの異常や意図しない事象が起きたときに、手が浸漬するなど、大きな面積が化学物質に触れてしまうおそれが高い作業。接触面積のみでの判断が難しい場合等、状況によっては作業頻度や使用量、化学物質の濃度が大きいこと等を考慮します。※1 異常時や事故時において化学物質に触れ、重大な健康影響を及ぼすおそれがある場合には、化学物質の有害性を踏まえて、接触するシナリオに応じた保護手袋、保護衣等を選定の上、着用します。※2 密閉化や自動化された作業等、化学物質に接触することが全く想定されない作業については、必要に応じて手袋を着用します。●指先に化学物質が触れる作業や飛沫により液滴が手に触れる作業等、手の一部が化学物質に触れる作業。●何らかの異常や意図しない事象が起きたときに、手の一部が化学物質に触れてしまうおそれが高い作業。接触面積のみでの判断が難しい場合等、状況によっては作業頻度や使用量、化学物質の濃度が小さいこと等を考慮します。混合物中の複数の化学物質に対して、有効な耐透過性能を示す手袋を選択します。なお、破過時間は化学物質によって異なりますので、最も低い耐透過性能を示す物質の破過時間以内に交換します。●化学物質を取扱うが、化学物質に触れることは通常想定されない作業。●何らかの異常や意図しない事象が発生した際に、飛沫等がかかるおそれがある作業。化学物質に触れた際はその時間を起点に、取扱説明書に記載の使用可能時間以内に速やかに手袋を交換します。混合物質手袋A物質1>480物質2>480物質3> 60▲60分以内ごとに手袋を交換します。厚生労働省「皮膚等障害化学物質及び特別規則に基づく不浸透性の保護具等の使用義務物質リスト」に該当するか確認します。通常時・異常時において、化学物質が皮膚へ付着する状況を考慮し、作業分類を確認します。作業分類分けの判断が難しい場合は、より化学物質に触れる面積が大きい作業分類を採用します。混合物を取扱う場合は、混合物中全ての物質に対して、作業時間中に破過しない手袋を選定します。しかし、全ての物質に対して破過しない手袋が存在しない場合は、対応方針を検討します。複数の化学物質に対して耐透過性をもつ手袋を単独で使用混合物取扱い時例1 接触が大きい作業※1接触しないと想定される作業※2作業分類2作業分類3義  務努力義務手袋A又は手袋Bを使用します。STEP1皮膚等障害化学物質等か確認STEP2作業分類を確認

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