77防護手袋Protective Glove2023年版(2022.10)マークの説明化学防護手袋の保守管理上の留意事項 厚生労働省通達「化学防護手袋の選択、使用等について」(平成29年1月12日 基発0112第6号)では、次のとおり示されています。化学防護手袋は、有効かつ清潔に保持すること。また、その保守管理に当たっては、製造者の取扱説明書等に従うほか、次の事項に留意すること。(1) 予備の化学防護手袋を常時備え付け、適時交換して使用できるようにすること。(2) 化学防護手袋を保管する際は、次に留意すること。 ア 直射日光を避けること。 イ 高温多湿を避け、冷暗所に保管すること。 ウ オゾンを発生する機器(モーター類、殺菌灯等)の近くに保管しないこと。防護手袋とは、作業者の手や手首上部を、切創、化学物質等の災害から守る目的で作られた手袋です。危険有害因子から手を保護するため、適切な防護手袋を選択し、正しく使用する必要があります。本項では、化学防護手袋、耐切創手袋、背抜き手袋を掲載しています。JIST 8116適合品JIS T 8116:2005「化学防護手袋」適合品左右兼用左右兼用の手袋です。パウダーフリーパウダー(粉)を使用していません。加工処理を施すことで、 パウダーを使用することなく、手袋を着脱しやすくしています。シリコーンフリーシリコーン類を使用していません。シリコーン転写を嫌う現場でも使用できます。帯電防止帯電防止加工を施しています。滑り止めコート掌又は手首までにコーティングを施し、滑りにくくしています。■写真は58-435滑り止め加工指先及び掌にエンボス加工を施し、 滑りにくくしています。■写真は37-176編機の針の密度を表す数で1インチ(2.54 cm)の間に針が何本あるかを表し、数字が大きいほど網目が細かくなっていきます。手袋の厚みは、糸の種類にもよりますが、一般的にゲージ数が小さいほど厚く、ゲージ数が大きいほど薄くなります。■ゲージ厚い薄い48-12548-70111-735ゲージ10ゲージ13ゲージ15INTERCEPTは、加工繊維、合成 繊維及び天然繊維を混紡した、 アンセル社独自の耐切創強化 技術で、快適性・操作性に優れています。カットリスクのある作業現場で、 作業性と快適性を提供し、高い能力を発揮します。アンセル社独自のグリップ・テクノロジーは、コーティング処理により、手袋に凹凸を施しています。手袋が物体と接触すると接触面のオイルや液体が除去され、 グリップ力が弱くなることから生じる手や腕の負担を軽減し、 作業パフォーマンスの向上を実現します。多孔質素材によるコーティング処理道具や部品などの安全な取扱い次頁P.78参照■耐切創レベルEN 388:2016の耐切創レベル耐切創強化繊維やわらかく快適な混紡糸軽量で動かしやすい構造耐切創性を0~5までのレベルに分けて示していますが、EN 388:2016から「X」の場合があります。耐切創性の高い試験片を評価する場合、試験刃が鈍化し正確な測定値が出にくいときは「X」と示します。この場合は、EN ISO 耐切創性の試験結果を参照してください。は、該当する手袋のマークの下に「*」でEN 388:2003の耐切創レベルも記載しています。耐切創性をA~Fまでのレベルに分けて示しています。5C耐切創レベルCX*2耐切創性5EN ISO 耐切創性52
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