2023年版 総合カタログ
101/132

■ フィットテストの手順サンプリングアダプター又はサンプリングプローブを備える面体※を装着し、選択したテスト方法に応じた動作を行います。フィットテストの方法時間動作定量的フィットテスト7分7種類短縮定量的フィットテスト(全面形面体・半面形面体)2分29秒4種類短縮定量的フィットテスト(使い捨て式防じんマスク・N95マスク)2分29秒4種類STEP1呼吸用保護具の外側・内側それぞれの測定対象物質の濃度を測定し、右の計算式により「フィットファクタ」を求めます。フィットファクタは、着用者に呼吸用保護具が適切に装着されている程度を表す係数です。STEP2STEP3「フィットファクタ」が「要求フィットファクタ」以上であることを確認します。面体の種類要求フィットファクタ全面形面体500半面形面体100「要求フィットファクタ」以上  合 格 「要求フィットファクタ」未満  不合格 フィットファクタ=呼吸用保護具の外側の測定対象物質の濃度呼吸用保護具の内側の測定対象物質の濃度不合格だった場合は…着用者・呼吸用保護具・測定方法等の原因を検討する他、別のサイズ、形状、型式の呼吸用保護具を用いて、再度フィットテストを実施します。合格する面体がない場合は、フィットテストが不要なルーズフィット形(フード形・フェイスシールド形)の呼吸用保護具も検討します。1 通常の呼吸 (60秒以上)2 深呼吸 (60秒以上)3 頭を左右に回す (60秒以上)4 頭を上下に動かす (60秒以上)5 発声 (60秒以上)6 前屈 (60秒以上)7 通常の呼吸 (60秒以上)6前屈ができない試験装置を使用する場合、定位置での駆け足の動作で代用する。定量的フィットテスト1 前屈 (50秒)2 その場の駆け足 (30秒)3 頭を左右に回す (30秒)4 頭を上下に動かす (39秒)短縮定量的フィットテスト(全面形面体・半面形面体)1 前屈 (50秒)2 発声 (30秒)3 頭を左右に回す (30秒)4 頭を上下に動かす (39秒)短縮定量的フィットテスト(使い捨て式防じんマスク・N95マスク)※電動ファン付き呼吸用保護具や取替え式防じんマスクの場合、面体には試験物質の粒子(大気じん)が透過の少ない高性能のフィルタを取付けます。P.101参照 また、使い捨て式防じんマスク(区分DL2、DS2以下)やN95マスクの場合は、フィルタを透過しやすいサイズの粒子を計測しない計測装置(N95モード)等を使用する必要があります。フィットテストの動作1002023年版(2022.10)フィットテスト(1)

元のページ  ../index.html#101

このブックを見る