2024年版 総合カタログ
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6 前屈(60秒以上)7 通常の呼吸(60秒以上)5 発声(60秒以上)4 頭を上下に動かす(60秒以上)4 頭を上下に動かす(39秒)3 頭を左右に回す(30秒)6前屈ができない試験装置を使用する場合、定位置での駆け足の動作で代用する。2 その場の駆け足(30秒)4 頭を上下に動かす(39秒)3 頭を左右に回す(30秒)2 発声(30秒)サンプリングアダプター又はサンプリングプローブを備える面体※を装着し、選択したテスト方法に応じた動作を行います。「フィットファクタ」が「要求フィットファクタ」以上であることを確認します。定量的フィットテスト1 通常の呼吸(60秒以上)2 深呼吸短縮定量的フィットテスト(全面形面体・半面形面体)1 前屈(50秒)短縮定量的フィットテスト(使い捨て式防じんマスク・N95マスク)1 前屈(50秒)フィットファクタ=呼吸用保護具の外側の測定対象物質の濃度呼吸用保護具の内側の測定対象物質の濃度(60秒以上)3 頭を左右に回す(60秒以上)「要求フィットファクタ」以上「要求フィットファクタ」未満面体の種類全面形面体半面形面体要求フィットファクタ500100 合 格 不合格 ※電動ファン付き呼吸用保護具や取替え式防じんマスクの場合、面体には試験物質の粒子(大気じん)の透過が少ない高性能のフィルタを取付けます。P.99、100参照また、使い捨て式防じんマスク(区分DL2、DS2以下)やN95マスクの場合は、フィルタを透過しやすいサイズの粒子を計測しない計測装置(N95モード)等を使用する必要があります。■ フィットテストの手順STEP1STEP2呼吸用保護具の外側・内側それぞれの測定対象物質の濃度を測定し、次の計算式により「フィットファクタ」を求めます。フィットファクタは、着用者に呼吸用保護具が適切に装着されている程度を表す係数です。STEP3ィットが良好であることを客観的に確認する方法のことです。フィットテストの方法には、定量的フィットテストと定性的フィットテストがありますが、この項目では定量的フィットテストについて説明します。「特定化学物質障害予防規則」(昭和47年労働省令第39号)及び「金属アーク溶接等作業を継続して行う屋内作業場係る溶接ヒュームの濃度の測定の方法等」(令和2年厚生労働省告示第286号)では、屋内作業場において継続して行う金属アーク溶接等作業について、フィットテストを実施し、その結果を3年間保存することを義務付けています。フィットテストについては、JIS T 8150:2021「呼吸用保護具の選択、使用及び保守管理方法」に規定されています。また、具体的な実務については、「呼吸用保護具フィットテスト実施マニュアル」(2021年5月25日 日本保安用品協会発行)に取りまとめられています。フィットテストの動作フィットテスト

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